PBWシルバーレインの天音アズリ、石蕗ハルヒの過去小話収納部屋です。アズリとハルヒを知らない、または嫌いな方は退出をオススメします。
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なんで、なんで、こんなにも、
死にたくなかったでしょう?
まだ、やりたいことがたくさんあったでしょう?
だって、そうだよね。
枢は何も悪くないんだもの。
悪くなかったのに。
全部、全部、あたしが悪かったのに。
あたしさえ居なければ、枢は死ななくてすんだのに。
あたしの大好きな微笑みを浮かべながら、
死んでいった。
手に残ったのは、枢の血と、空虚だけ。
何も、残らなかった。
何で神様はあたしを殺さなかったのですか。
何故、枢じゃなくてはいけなかったのですか。
あなたは不公平です。
生きなければならない人を殺して、
生きなくてもいいあたしを生かすだなんて。
酷すぎます。
こんなの、生き地獄でしかない。
暗闇しか、見えない。
もう、
あたしの手を引っ張っていってくれる人はいない。
見つけた光を、
何処まで守れるのか。
あたしはまた、失わなくてすむのか。
ねぇ、今度こそ守ってみせるわ。
だから、見ていて。
こびり付いた血の臭いがとれない。
(洗っても洗っても取れなくて、泣きそうになった。)(吐いても吐いても、吐きたりなくて、血の臭いを嗅ぐ度に、赫色を見るたびに、思い出す。)
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